薬学生 CBTの感想と対策

こんにちは。さらたろーです。

もうそろそろ薬学生の皆さんはCBTやOSCEが近づいてきて、不安な日々を過ごしているかもしれません。

今日はCBTを実際に受験したときの感想と、受けて分かるその対策についてお話します。

少しでも参考になれば幸いです。

そもそもCBTとは?

薬学部は、4年時の冬にCBT(Computer-Based Testing)と呼ばれる、実務実習に行くための試験があります。医学部や歯学部など、5年時に臨床実務実習があるような学科は、このCBTが課されているとこをがほとんどです。

実施の目的としては、薬学生の基礎的な知識や手技が必要な一定水準まで満たされているかどうかを確認する、という目的で実施されています。

たしかに、実際に患者として関わる身になって考えたら、実習生だから健康被害が出た、とかになったら嫌ですもんね。この薬学生は、実習に行っても大丈夫だよ、という保証をしてくれているようなものですね。

これともう一つOSCEという試験もあるのですが、そちらは実際に散剤の調剤やら、水剤の調剤、はたまた患者対応などといった、より実践的な手技や態度を見るような試験になっています。

こちらも、次回の記事で書こうかと思っています。

出題形式・時間は?

CBTはComputer-Based Testing というように、パソコンを使って行います。パソコンにどんどん問題が出てくるので、それをポチポチしていくようなテスト形式です。

出題は、ゾーン1.2.3とあり、それぞれ100問、110問、100問とトータル310問出題されます。合格基準は60%の186問です。ゾーンごとの足切りはありません。

私が個人的にびっくりしたのが、出題される問題が人それぞれ違うということです。共用試験センターと呼ばれるところが実施主体なのですが、そこにCBTの問題のプールがあります。

そこから、人それぞれ違う問題が出されます。

え?自分だけめちゃムズ問題が出されたらどうするの?って???

安心してください(笑)

これまでの薬学生が解いてきた正答率などをベースに、受験者全員が同じ正答率になるように、問題が選ばれています。そのため、受験者全員の難易度はほぼ一定になっています。

まぁ、問題との相性や苦手分野からの出題などはありますので、解きにくいな、という問題が続く可能性はあります。たとえ1分野にかなりの苦手が合ったとしても、トータルで186点(60%)獲得したらいいですので、心配しすぎる必要はないかと思います。

難易度は?

問題の難易度はだいたい学年のほどんどが合格します。

正確には公表されていませんが、だいたい95%位だと思います。というか、CBTに不合格になるような人はそもそも4年次まで進級できていない、というのが正しい解釈かもしれません。

とある大学では、CBTの受験の前に学内でのテストがあり、それに一定基準以上の得点がないと、受験すらさせてもらえない、というカルキュラムを取っているところもあるみたいです。

なんだか、合格率の数字を意識している感じがしますね(笑)

なので、今まで順調に4年次まで進級できた人は自信を持って受けてもらって大丈夫かと思います。

ほんとに基礎の基礎なので、問題見たら拍子抜けすると思いますよ(笑)

勉強方法は?

とはいえ、何人かは不合格者の出る試験。しかも万が一不合格になってしまった場合には、即留年決定になってしまします。

簡単とはいえ、やはり何らかの対策は必要だと思います。

一番の対策は、毎回の前期・後期にある試験を頑張ることですかね。

膨大な範囲の中ですべての教科を1からやる、というのは結構時間がかかるかと思います。

CBTが始める前から、3~4割の基礎知識があるとかなりスムーズかなと思います。忘れててもいいんです。一度しっかり勉強した内容は、すぐに思い出せるようになっているはずです。

すでに4年生だよ・・・というそこのあなた。まだ大丈夫(笑)

基礎問題からがんがん問題を解いていきましょう。そして、合っていたものは、もう見なくて大丈夫です。間違えたものを溜めておき、繰り返し解くようにしましょう。

インプットよりもアウトプット重視で対策していくことが望ましいかなと思います。

次により詳しい対策方法についてご紹介します。

おすすめのCBT対策~国試につながる対策を~

まず、使っていたテキストですが、薬学ゼミナールさんの要点問題集を使っていました。

これは重要な基礎事項が載っているテキストなので、全体を網羅するにはとっておきの参考書だと思います。

使い方としては、まず章末問題を解いていきます

それを答え合わせしてみて、間違えた問題の箇所の参考書を読み込んでいく、というものです。

問題がほとんど基礎事項が故に、高校生物や高校物理で習ったことも多く、また倫理などの問題は常識で解けてしまうものもあります。それらに時間を使うのはもったいないので、勉強する範囲の優先順位をつける意味で、先に問題を解く、という対策です。

もちろん全く手も足もでない、という分野もあるかと思います。そのときには潔くさっさと参考書を読み込んでいきましょう。そこが伸びしろ、ということですからね。

また、国試を見据えるならば、捨て教科を作らずすべての教科を勉強することをおすすめします。

CBTでは、ゾーンごとの足切りは存在しないため、例えば化学が0点でも何も問題はありません。

しかしながら、国試には教科ごとの足切り(特に必須)が存在するため、どの科目も捨てることはできません。2年後を見据えて対策できる方は、ぜひすべての科目を満遍なく勉強することをお勧めします。

まとめ

今回はCBTの勉強方法についてお話しました。

大学入試以来の初めての大きなテスト。とっても緊張しますよね。

私もみんな受かるテスト、ということが逆にプレッシャーになっていました。ぜひ私のお話した対策方法を参考にしながら、CBT対策を進めてくださいね。

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