薬学部OSCE受験の感想と対策

こんにちは。さらたろーです。今日は先日のCBTの対策に続いて、OSCEを受験しての感想と対策をお話しようと思います。もうすでに終わった大学もあるかと思いますが、是非参考にしてください。

薬学部OSCEってなに?

OSCE(Objective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験)は、薬学生が実務実習を開始する前に技能及び態度が一定の基準に到達しているかを客観的に評価するための試験のことです。5つの領域についての実地試験と、模擬患者とのシミュレーションテストがあります。

医学部や歯学部にも同様に採用されているシステムになります。

試験範囲は?

以下のような試験範囲からいくつかがピックアップされて出題されます。

1. 患者・来局者応対模擬患者との形式
2. 薬剤の調製実技試験
3. 調剤鑑査実技試験
4. 無菌操作の実践実技試験
5. 情報の提供模擬患者との面談形式

実際に受験したときにどのような試験内容だったのかは、口外してはならないとされています。そのため、厳密に明記するのは避けますね(笑)2年たった今でもしっかり思い出せるレベルで、緊張していたのだと思います。

大学ごとに日程が違いますので、他の大学はすでに終わったけどうちはまだ、ということが結構よくあります。出題内容も各大学ごとに違うと思われますので、情報収集してもあまり意味ないかもしれません。

どんな感じで行われる?

これは大学によって運営方法が違うかもしれませんので、あくまで参考程度に考えてください。

大体1グループ4~5人くらいで区切られ、そのグループでぐるぐると試験会場を回っていきます。

それぞれの試験会場には、試験道具等が準備され、患者対応を試験する会場では、ボランティアの模擬患者さんもいらっしゃいます。いつも講義を受けている、見慣れている場所のはずなのに、雰囲気が違って結構緊張した記憶があります。

審査する試験監督の先生は、自分の大学の先生か外部の先生になります。だいたい試験監督は2人ですかね。評価が偏らないようにでしょうか。

大体5~6会場を午前、午後に別れて回っていきます。午前に回り終えた人は、午後の人と接触しないように他の部屋に閉じ込められます(笑)スマホとかも預けているので、情報漏えいは無いと思います。

OSCEの対策はどうしたらいい?

実技試験なので、ぶっちゃけとにかく数をこなしていくしか無いと思います。

中でも、散剤の計算・水剤の計算はしっかりしておく必要があります。緊張で頭が真っ白になることを考えると、瞬間的に計算ができるようにしておくことがベストです。制限時間もあるため、ある程度のスピード感も大事になってきます。

審査する試験監督の先生は、チェックリストのようなものを持っています。そのため、その項目を実施できたら、その項目の点数が取れるということになります。

おそらく大学のOSCEの事前準備などで、それに類似したチェック項目を配布されているかと思います。ひたすらその項目を漏れがないように暗記してこなしていくのがいいかと思います。

ポストOSCEの動き

医学部や歯学部には実習後のOSCEもあります。これはポストOSCEと呼ばれ、実習で学んだことが身についているかを確認するテストになります。まだ、導入は必須ではありませんが、今後導入される可能性の高いものになります。このテストに受からないと、6年に上がれない、などの可能性も考えられるので、ぜひともクリアしたいですね。

まとめ

今回は、OSCE受験の感想と対策についてお話しました。実際に病院薬剤師をして、OSCE受験で求められた能力は今でもしっかり使っています。どうせなら、試験のためだけに、というよりはしっかり将来を見据えて対策をするのもいいかもしれないですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です